ヒント15

 休息をもたらす寝室に使用する落ち着いた色

 
リラックスして安らかな眠りを得るためには、寝室の環境を整えることが重要です。寝室に選ぶ色は、気分や感情、エネルギーレベルに大きく影響しますが、これは人によって異なることも覚えておきましょう。ニュートラルな色合いに安らぎを感じる人もいれば、深みのあるダークな色合いを好む人もいます。いずれにせよ、リラックスしてくつろぐためには、あなた自身が落ち着くと感じる色を選ぶことが大切です。
 
ベッドルームのカラーパレットを選ぶ際、何から始めたらいいのかわからないという方のために、安眠環境を作るのに使えるトップカラーをいくつか挙げてみましたので、参考にしてみてください。
 

1. ブルー

ターコイズブルーやサファイアのような濃く明るいブルーは避けたいところですが、穏やかなムードを醸し出したいのであれば、穏やかで落ち着いた色合いのブルーがたくさんあります。アップステイトブルーのようなライトブルーや、ルイブルーのようなパステルブルーは、自然に心を落ち着かせる色です。これらの水彩画のような色合いを、リネンや木などの自然な質感や、オートミールやクリーム色などの中間色と組み合わせると、暖かみのある色合いが引き出され、寒々しくなりすぎるのを防ぐことができます。
 

2.グリーン
グリーンには、自然を連想させる色合いがあり、癒しの空間を演出することができます。より落ち着いた美しさを求めるなら、クーラバグリーンのような植物を連想させるグリーンのような淡い色を。より豊かで暖かみのある色調が落ち着いた雰囲気を演出するなら、オリーブグリーンがおすすめです。たとえば、寝具や天井、壁の3分の1、家具の一部などに、この地中海を思わせる豊かな色合いを塗ってみましょう。
 

3.パープル
落ち着いた空間を作りたいのなら、90年代に流行したどぎついパープルは避けたいところですが、チリアンプラムのようなくすんだパープルはリラックス効果があります。ダムソンパープルは魅力的な色で、存在感のあるヴィンテージのペイント家具や、柔らかなナチュラル素材のテキスタイルを通して、そっと取り入れることができます。
 

4.ニュートラル
オートミールのようなナチュラルカラーは温かみがあり、寝室に居心地のよいリラックスした雰囲気をつくるのに役立ちます。色味を取り入れたいけれど、ニュートラルな印象にしたい場合は、キャンバスやカントリーグレーなどのオートミールやベージュをベースにして、アクセサリーやペイント家具で補色を加えましょう。フォレストグリーン(ナイツブリッジグリーンなど)、バーントオレンジ(リアドテラコッタなど)、くすんだピンク(スカンジナビアンピンクなど)は、ニュートラルカラーと特に相性がいいです。
 
ベッドルームにふさわしい色や質感を選ぶことは、安眠を促し、生活全体の質を高めるのに役立ちます。さまざまな色やリネンなどの天然素材を試して、毎晩戻ってくるのが楽しみになるような、穏やかで安らぎのある快適なベッドルーム環境をつくりましょう。